中國(guó)で民族舞踴劇「紅樓夢(mèng)」ヒット 古典を現(xiàn)代的に解釈
ソース：新華社作者： 2024-10-21 14:36
民族舞踴劇「紅樓夢(mèng)」宣伝用スチール寫真。（南京＝新華社配信）
中國(guó)各地で人気を博し、海外公演も果たした民族舞踴劇「紅樓夢(mèng)」の北京公演がこのほど、大盛況のうちに幕を閉じた。カーテンコールに出てきた出演者に向けた観客の拍手と歓聲はいつまでも鳴りやまなかった。２０２１年の初演以來(lái)、中國(guó)３４都市で２７０回余り公演を行い、観客約４５萬(wàn)人を動(dòng)員。今回の北京公演もチケットが発売と同時(shí)に完売する人気ぶりだった。
江蘇大劇院と南京民族楽団が共同制作。中國(guó)舞踴界で活躍する「９０後（１９９０年代生まれ）」の蕓術(shù)家ら優(yōu)秀な若手十?dāng)?shù)人が主な役柄を演じる。観客の中には、漢服姿で古典的なメイクをし、劇中の役になりきり沒入型の體験を楽しむ若者も目立つ。チケットの入手は困難で公演のたびに爭(zhēng)奪戦になるが、リピーターが多く、劇団とともに十以上の都市を回った人もいる。ネットに投稿された６千字の感想文も話題になった。
９月１３～１５日には初の海外公演となるシンガポール公演を行い、観客７千人近くが華やかな演出と東洋の美の素晴らしさに酔った。公演終了時(shí)には、會(huì)場(chǎng)が拍手で包まれ、スタンディングオベーションが起きた。會(huì)場(chǎng)を訪れた中國(guó)の曹忠明（そう?ちゅうめい）駐シンガポール大使はあいさつの中で、舞踴劇「紅樓夢(mèng)」は世界的に影響力のある文學(xué)作品を現(xiàn)代の視點(diǎn)から革新的に解釈し、時(shí)代の活力を作品に與えていると指摘。公演がシンガポールで開演前から大きな注目を集め、チケットも飛ぶように売れたことは、中國(guó)とシンガポールの文化交流の質(zhì)の高い成果を如実に示しているとし、両國(guó)の人的?文化交流の絆をさらに深め、両國(guó)民の心をさらに近づけるものになると述べた。
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ロシア?ウラジオストクで上演された舞踴詩(shī)劇「只此青緑」。（９月２０日撮影、ウラジオストク＝新華社配信）
中國(guó)では舞踴劇がしばしば話題になり、注目を集めている。この夏も各地でオリジナル舞踴劇が上演され、若者を中心に関連消費(fèi)が盛り上がった。近年ヒットした舞踴劇を振り返ると、多くが創(chuàng)作された地域の文化と深く結(jié)びつき、中國(guó)の優(yōu)れた伝統(tǒng)文化を題材としていることがわかる。舞踴詩(shī)劇「只此青緑」は、北宋時(shí)代の名畫「千里江山図」にインスパイアされ創(chuàng)作された。深圳歌劇舞劇院による「詠春」は、広東武術(shù)の師範(fàn)を代表とする「中國(guó)の英雄」のイメージを形作った。「紅樓夢(mèng)」は、六朝の古都であり悠久の歴史のある南京で生まれた。
民族舞踴劇「紅樓夢(mèng)」をプロデュースした江蘇大劇院の廖屹（りょう?ぎつ）総経理は、舞踴劇のヒットは中國(guó)の優(yōu)れた伝統(tǒng)文化が新時(shí)代にはつらつとした生命力を放っている表れだと分析。創(chuàng)作チームは、中國(guó)の伝統(tǒng)文化に根ざしながら、それに縛られることなく、伝統(tǒng)文化の中で最も心を打つ精神文化の核を捉え、現(xiàn)代の個(gè)人の価値観を反映させ、革新的な表現(xiàn)を通して伝統(tǒng)文化の現(xiàn)代的な転換を?qū)g現(xiàn)し、時(shí)代の垣根を越えて中國(guó)の優(yōu)れた伝統(tǒng)文化への共鳴を人々に呼び起こしていると述べた。
編集：孫儷洋
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